【搭乗記】快適なJALエコノミークラス 香港-成田 ボーイング787-8

どーもpunioです。
今回は香港から成田へ向かうJALのエコノミークラス搭乗記をお届けしたいと思います。陸マイラーをしていると、どうしてもビジネスクラスに乗りたくなってしまいますが、ビジネスクラスの特典航空券を入手するのは結構ハードルが高いです。そんな時でも、JALのエコノミークラスであれば安心して搭乗することができるということが分かりました。
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JALはエコノミーシートがすごい

航空会社各社は、プレミアムエコノミーシートや、ビジネスクラス・ファーストクラスのシートが豪華で快適な旅を約束するといった方面で日々競争が繰り広げられていると思います。ビジネスクラスも今ではフルフラットで横になりながら移動できるというとても快適な空間が作られています。

しかし、フルフラットにすると面積が必要になるというのも事実で、ビジネスクラスの面積が増えるとエコノミークラスの面積が減ってしまいます。ビジネスクラスのシートも3D空間を駆使してなるべく空間を有効に使おうとしていますが、劇的にコンパクトになることはなさそうです。

こうなると、航空会社はエコノミークラスにいかにお客さんを詰め込むかということを考えるようになります。ANAはボーイング777などでは一部機材において、横に10人が並ぶ座席配列になっています。ボーイング787では横に9人が並ぶようになっています。どちらもメーカーの標準座席数より1人分増やしているようです。

JALとANAのボーイング777の比較です。ファーストクラスやビジネスクラスなどの座席のレイアウトはほぼ同じですが、よく見ると、プレミアムエコノミーの座席数やエコノミークラスの座席数が異なっていることがわかると思います。
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座席数ファースト
クラス
ビジネス
クラス
プレミアム
エコノミークラス
エコノミー
クラス
JAL84940147244
ANA85224180264

エコノミークラスの座席数が大幅に違いますね。さらに、プレミアムエコノミークラスが少なく設定されています。SFC会員であれば、エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスに無償でアップグレードできるという特典がありますが、もともとの座席数が少ないのでこのアップグレードも期待できなくなりそうです。

次に、実際に香港-成田間で登場した飛行機の座席を見てみます。
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座席数ビジネス
クラス
エコノミー
クラス
JAL42144186
ANA42198240

同じ飛行機でも搭乗できる最大人数がJALとANAでは54席も異なります。それだけJALのほうが座席数が少なくゆったりしているということですね。実際、ANAとJALのホームページでエコノミークラスの座席情報を検索してみると、ANAはシートの横幅については触れていませんが約40cmと言われています。一方JALでは、ボーイング787で約48cmほど確保できているようです。
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さらに、JALのエコノミーシートは前後間隔が84cmもあります。ANAは79cmなので5cm余裕があります。このようにエコノミークラスの座席も広く快適に過ごせるように頑張っているのがJALということになります。

JAL 香港-成田エコノミークラス搭乗記

以上の事から、JALのエコノミークラスは他社と比べて広いということが分かりました。しかし、長距離路線はビジネスクラスにしか乗ったことのない私が、果たしてエコノミークラスに耐えられるのでしょうか?

今回は、成田から新千歳へ向かうため、香港で新千歳までチェックインしました。カウンターの方が必死に何か説明してくれています。
スタッフ「成田に着いたら荷物を必ず受け取ってください(英語)」
punio「う~ん。おっけー」
スタッフ「日本語わかる人呼んできますー(汗(日本語)」
スタッフ2「成田に着いたら、荷物を一度受け取ってもう一度国内線カウンターで預けなおしてください。(日本語)」
punio「わかりました。(日本語)」

中途半端な返事をしてしまったためか、日本語で丁寧に説明されました。さすが日本の航空会社ですね。どうやら、国際線から国内線への乗り継ぎがある場合、国際線の税関を通らないといけないため一度荷物を受け取らなければならないようです。

その後、出国ゲートへ向かうと、すべての方と、香港・フリークエントフライヤーの方の2つの入り口があり、香港側のほうがちょっと空いています。その入り口付近をのんびり歩いていたら、あなたこっちでしょ。と香港・フリークエントフライヤー側の入り口に進むように言われました。香港人と間違われたようですが、何も問題なく保安検査は完了。

そのあとに出国審査があります。香港に入国する際に「e-道」に登録していれば並ばなくて済みましたが、登録し損ねてしまったため並ばなければなりません。もっとしっかり地図を見て「e-道」の登録をするべきだったと後悔しながら並び、無事に出国すると、搭乗まで時間があるためラウンジで一休みしました。そのラウンジの様子はこちらの記事をご覧ください。

ラウンジは航空会社のものだけでなく、カードラウンジもありました。こちらがプラザプレミアムラウンジです。
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ラウンジに入るのにも並ばなければなりません。ワンワールドサファイアのステイタスを持っていてよかったと思った瞬間です。航空会社の上級会員向けラウンジで休憩後はいよいよ搭乗です。
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搭乗口は、上級会員とビジネスクラスのお客様と、エコノミークラスの後方のお客様に分かれて並ぶようになっていました。上の写真の入り口から並んでいるのが上級会員の列です。こうやって見ると、ビジネスクラス・上級会員の方は結構いるということがわかりますね。でも、ラウンジにはこんなに人はいなかったのですが、皆さんどこにいたのでしょうか??
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そして、こちらが今回冒頭から紹介しているJALのエコノミークラスシートです。最新版はスカイワイダー(JAL Sky Wider)という名称がついていますが、こちらの白っぽい座席は「JALエコノミークラスシート」です。ちょっと古いということですね。
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シートにはすでにクッションとブランケットがセットされています。
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ただでさえ広いJALエコノミークラスのシートピッチですが、今回は非常口席なのでシートピッチ無限大です。足をぶらぶらさせても全然問題ありません。ただ、非常口席なので荷物はすべて頭上に格納する必要があります。

座席の予約をしたときには隣にもお客さんがいるような表示になっていたのですが、実際フライトが始まると誰も来ませんでした。隣席ブロックなのか、上級会員の為に開けていたのかはわかりませんが、この時のフライトは結構空いていました。
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誰も来ない座席にもクッションとブランケットがセットされています。
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シートにはUSB端子とイヤホンジャックがあります。
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いよいよ香港国際空港から成田へ向けて出発です。
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香港の海は青というより緑色をしているようです。
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スマホの画面が割れた香港ディズニーランドです。

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香港の高層ビル群が密集している様子がよく見えます。
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前方の席なのでモニターを出して映画などを楽しみます。こんな時にふと気になったのが窓です。実は、いままでずっとJAL派だったのでボーイング787の窓側に搭乗するのはこれが初めてです。
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気づいたら窓がこんな色になっていました。窓の下についているスイッチを操作したら、窓の色はどのくらい変化するのか確認したくなりました。
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こちらが窓の日よけを無効にした状態です。後ろの窓の明るさを見ると違いがよく分かると思います。結構遮光されていますが、完全に暗くなることはないようです。
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こちらは、JALエコノミークラスの機内食です。アイスは固いためか食事と一緒に提供されました。私は茹でたてではないそばやうどんはあまり好きではないのですが、機内食では必ずと言っていいほど麺類がついてくるように思います。
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牛肉の煮込みとマッシュポテトです。よく煮込まれていておいしかったです。ごはん物より煮込んだもののほうが外れがない気がします。以前ジェットスターに搭乗したときのごはんはカッチカチだったので・・・。P1020549
デザートのハーゲンダッツはなんと、バニラではなくてチョコレート味でした。バニラ以外が提供されるなんて思ってもいなかったので少しびっくりです。食事後は映画を見ていると、もう千葉県上空を旋回しています。
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無事に成田空港へ着陸です。飛行機を降りた後は、香港のスタッフの方の指示通り受託手荷物を受け取り国内線カウンターへ向かいました。
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JALのエコノミークラスはやはり広いだけあってとても快適でした。これだけ快適であれば、行きはエコノミークラス、帰りはビジネスクラスという発券方法で使用するマイル数を抑えつつ快適な空の旅を楽しむのもありかなと思いました。ただし、これはあくまで昼間のフライト限定です。エコノミークラスで熟睡できるかはまだ試していないのでわかりませんが、このフライト方法ではビジネスクラスにはかなわないのではないかと思っています。

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