こんにちは、モチ子です。先日、シンガポール旅行の際に初めて羽田空港国際線のサクララウンジを体験してきました。今回はラウンジ訪問記、そして国際線のサクララウンジについてまとめてみました。
目次
国際線のサクララウンジってどこにあるの?
羽田空港国際線ターミナルには5階北側と4・5階中央にサクララウンジがあります。
5階北側がスカイビュー、4・5階中央にあるサクララウンジが本館です。
今回のシンガポール旅行はゲート114からの出発で、5階北側のスカイビュー・サクララウンジはゲート114を少し過ぎたところにあるとの事で、そちらに向かってみました。
ちなみにチェックインカウンターのグランドスタッフの方によると、本館よりも北側のラウンジの方が空いている事が多いとの事でした。
サクララウンジって誰が入れるの?
今回私たちがこのサクララウンジに入ったのは、プレミアムエコノミークラスでシンガポールに行ったためですが、その他の周りの方は一体どうやって入っているんだろう・・・気になります。
(ちなみに隣の人はサファイアのカードを持っていました。あ、たまたま見えちゃっただけですよ!覗いたわけじゃないので悪しからず(笑))
サクララウンジに入る権利を持つ方は簡単に書くと以下の方々のようです。
※国内線ラウンジでは一人3000円でサクララウンジへ入る事が出来ますが、国際線ラウンジでは出来ません。
サクララウンジの入場権利を持つ会員ステータスは?
以下のステータスの方であれば、搭乗クラスや運賃に関係なく、必ずサクララウンジに入室し出発前のゆとりある時間を過ごすことが出来ます。
JMBダイヤモンド
JAL上級会員としては最強のステータスです。このステータスを入れる方法としては
年間10万FOPを達成する事が必要です。ちなみにこの10万FOPをゲットするためには、東京?那覇を年間21回往復する事が必要です。
(※普通席、大人普通運賃で往復した場合で計算)
日本国内ですとJALのラウンジはサクララウンジの他にJALファーストクラスラウンジやAmerican Airlineと共同運営のラウンジ等がありますが、いずれのラウンジにも入る事が出来るのがこのステータスです。また海外においてもワンワールドアライアンス加盟の航空会社が運営するラウンジであれば、入れないラウンジはないと思われる無敵のカードです。
JGCプレミア
こちらもJMBダイアモンドと同様、どのラウンジにも入る事が出来る最強のステータスです。こちらのステータスですが、JGC会員となった上で年間8万FOPを達成する事で手に入れる事が可能です。
JMBサファイア
こちらは年間5万FOPを取得すれば手に入るJMBサファイア。航空会社のステータスを求めて修行する多くの人が最初のゴールとして設定するのがこのステータスでしょう。このサファイアでもサクララウンジに入ることが出来ます!ただし上の二つのステータスとは異なり、どのラウンジでも入ることが出来るわけではなく、ファーストクラスラウンジには入る事が出来ず、また海外の一部のワンワードアライアンス運営のラウンジには入る事が出来ないということも。
JGC会員
年間の搭乗実績に関係なく、JMBサファイアを手にした事がある方が手に入れる事が出来るステータスです。過去一年間でどれだけ飛行機に乗っているかは無関係で、一度5万FOPをクリアすれば、生涯を通して手に入れる事が出来るステータスです。
入れるラウンジの種類は上記のJMBサファイアと同様です。
JAL上級会員の人の同行者として入る
上記の上級会員の方は同行者の方についても1名のみであれば、特に追加料金もなく入室できる権利があります。同行者が2名以上になった場合では、3名までであれば(ステータス保持者と合わせて4名)同行者1名につきラウンジクーポン1枚を使用して同行者として入室する事が出来ます。
このラウンジクーポンですが、ラウンジ受付(※)にて1枚2000マイルで入手が出来ます。ラウンジクーポンは一般的に販売されているわけではなく、上級会員の方が同行者と一緒に入室したい場合においてのみ登場するものです。つまり家族旅行など同行者の方が2名以上になる場合にしか用途はないかと思います。
※岡山空港および海外の空港ではチェックインカウンターにて入手が必要です。
国際線サクララウンジへの入場権利を持つ搭乗クラスはこの5つ!
JALの上級会員ではない方でも、お高めの席で飛行機の旅を楽むことでサクララウンジにも入ることが出来ます。サクララウンジに入る事が出来る搭乗クラスは以下の通り。
ファーストクラス・ビジネスクラスまでは想定の範囲内かと思いますが、それより下のプレミアムエコノミークラスやエコノミークラス普通運賃、エコノミーセイバーフレックス運賃に注目です。
プレミアムエコノミークラスとは?
通称プレエコ。国際線版クラスJのような感じの、エコノミーのワンランク上、ビジネスクラスよりは下の搭乗クラスです。エコノミークラスは一人当たりのスペースがかなり限られているのに対して、プレエコはシート幅がゆったりとしています。そんなプレエコですが、お値段はこんな感じ(あくまでも現時点の値段を他クラスとの比較用として提示させていただきます。)
★東京?ホノルル(JALホームページより割引運賃にて提示)
ビジネスクラス | 200,000円 |
プレミアムエコノミー | 180,000円 |
エコノミー | 75,000円 |
※ちなみに東京?ホノルル間のファーストクラスは年末年始しか運航がなく、時期のせいもあってか175万円もします…。
こう見るとプレミアムエコノミークラスって結構お高いですよね。ただ定期的にプレミアムエコノミーにお得な価格帯で乗る事が出来るキャンペーンが行われており、行先にもよりますがエコノミークラスと変わらない値段で乗ることもできる場合もあるので、その時に旅行をするのがいいと思います。プレミアムエコノミークラスの詳細は今回は触れないでおきますが、このプレエコもサクララウンジに入る事が出来る権利があります。
ちなみにJALのキャンペーン情報についてはこちらから。
エコノミークラス普通運賃、エコノミーセイバーフレックス運賃とは?
サクララウンジに入れる権利を持つ搭乗クラスとして一番の注目株ではないでしょうか。エコノミークラスで入れるってどういうこと?って思ってしまいますよね。
エコノミークラス普通運賃は言葉そのままの意味ですが、「正規料金(予約クラスY)」で予約した場合の事です。お安い飛行機の運賃がある中、一体誰が普通運賃で予約するんだ?とお思いになる方もいらっしゃるかと思います。この正規料金での予約の場合ですと、予約の変更が可能だったり、必要旅行日数も最長は1年までと設定されているものの下限の設定はない。例えばビジネス目的の方など、実在するかは不明ですが、「明日アメリカに出張しないといけない!でもあさってには帰国しないと・・・!」もしくは「商談が終わるまでは帰れない・・・いつ帰れるんだ・・・」というようなスケジュール調整が必要な方などには便利、という事で存在している予約クラスです。
またエコノミーセイバーフレックスについてですが、こちらは当日でも購入が出来る割引運賃です。上の例で出したホノルル便にはこのクラスは設定されておらず、JALホームページによると現在設定されている路線は、目的地が「アフリカ・中東」となる便のみです。本題とはずれてしまいますが、エコノミークラス普通運賃と異なる点としては主に以下の点のようです。
気になるこの二つのクラスのお値段ですが、なんとプレエコの普通運賃と変わりません。
つまりキャンペーン実施中のプレエコ運賃より高い。
・・・こんな高い運賃を払っている人だからサクララウンジに入れるのは納得ですね。この運賃を払った方々はプレミアムエコノミークラスの設定がある国際線であれば、そちらに変更する事も可能です。
ただ、注意が必要な点が一つ。一部路線(グアム・韓国便)においては、上記の運賃だとしてもサクララウンジの利用は不可。
以上の点を考慮すると、JAL上級会員ではない方がサクララウンジへ入る事を考えた場合、一番お得な運賃体系はキャンペーン実施中のプレミアムエコノミークラスであるのは間違えなさそうです。
サクララウンジでの 体験 一挙公開
サクララウンジの営業時間は以下の通りです。
この日は10時過ぎのフライトだったため、8時過ぎには出国審査を済ませ、サクララウンジへと急ぎます。もちろんサクララウンジを満喫するために朝ごはんは食べていません。
まずはドリンクを選びます。JALではお馴染みのスカイタイム(キウイジュース)やお水、野菜ジュース、牛乳等が並んでいます。またビールもあるため、ビール用のグラスがキンキンに冷やされ冷蔵庫の中でスタンバイ。
ビールはキリン・一番搾りとサントリーのモルツ。
ワインや焼酎はもちろんベイリーズ等のリキュールもあるため、カクテルも自作ですが作れちゃうんです。
夫はくつろぎながらシャンパンをいただいていました。朝から贅沢ですねぇ。
とりあえず腹ごしらえという事でカレーを食べる事にします。このカレーですが、サクララウンジの看板メニューとも呼ばれているもので、この日サクララウンジにいたお客さんのほぼ全員がこのカレーを食べていました。気になるお味ですがコクがあり濃厚。ビーフカレーなのですが、煮込まれた牛肉がごろごろ入っており食べごたえも抜群。ちなみにこの日のお米は山形産・ハエヌキです。
そして牛乳です。航空会社の牛乳がおいしい!という噂はよく聞きます。
ただ私モチ子、牛乳が大の苦手なんです(匂いがどうしてもダメ)。2年に一度くらいの頻度で、もしかしたら今年は飲めるようになっているかも…と思い試しているんですが、過去に飲めたのは搾り立ての牛乳飲みでした。こちらはどうでしょう…
…おいしい!!クリーミーで甘い。全然臭くないんです。さすがにゴクゴクは飲めないのですが、牛乳が苦手な私でも飲める牛乳。これは本当においしい牛乳だと思います。
他にも軽食やクッキーなども。
クッキーはチョコチップと普通のフレイバーの二種類があり、いずれもコーヒーブレイクには最適です。
雑誌や新聞も各種揃えられています。国際線らしく海外の人も楽しめるようなラインナップとなっていました。
今回私たちが入ったサクララウンジ・スカイビューですが、ファーストクラスラウンジは設けられていませんでした。なので、ファーストクラスラウンジに入る事が出来る方々の優先エリアが設けられていました。「優先エリア」と書かれているからか、あまり人もおらず、かなり静かでした。もちろんサクララウンジ自体にぎやかでは決してないのですが、こちらの優先エリアはビュッフェコーナーからも離れていたため、より落ち着いて過ごす事が出来そうです。
マッサージチェアもありました。今回は時間がなかったのでマッサージは体験できませんでした。次のタイミングでぜひ試してみたいですね。
サクララウンジの魅力
サクララウンジもとい航空会社ラウンジの魅力と言えば、やはり搭乗前にゆったりと過ごせる事でしょう。特に国際線は国内線と比較すると、搭乗の2時間前に空港にいないといけない等、手続きに時間がかかる可能性を見越して空港へ早めに到着する必要があります。ラウンジに入れないとなると余った時間は何をしていいのか正直分かりませんし、それだけで疲れます。今回は旅のはじめをこのサクララウンジで過ごせた事で体力も温存出来ました。
ただサクララウンジの魅力はそれだけではない。
食事やドリンクの質がかなり高い。
国際線のエアポートラウンジやほかの航空会社のラウンジには行ったことがないので、比較が出来ないのですが、お食事をするためだけでも足を運ぶ価値があったと思います。ぜひ次の旅行の際にもサクララウンジに行きたいです!
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