今回は、帝国ホテル東京の本館17階に位置するインペリアルバイキング サールというレストランで行われている、ディナーブフェ(ブッフェ)を紹介したいと思います。
帝国ホテルは1890年に開業し、バイキング形式(ブフェ)の食事スタイルを日本で初めて導入し今でも高い人気を誇っています。ディナーブフェのメインはやはり、ローストビーフです。帝国ホテルといえばローストビーフといっても過言ではないくらい、とても有名な一品です。それが食べ放題だなんて・・・。
そしてついに、予約がなかなか取れないブフェについに行くことができたのです。
目次
ブフェレストラン インペリアルバイキング サール
私たちが訪問したのは、お正月の雰囲気真っただ中の1月前半。
館内はお正月の飾り付けがされていました。ちょうどこの日は、広告業界の会合などがあったらしく駐車場が無料開放。それにしても、このホテルに入ってくる車はほぼ1,000万円近くする車ばかり・・・。やはりこのホテルはただものではないようです。
インペリアルバイキングサール
朝食 7:00~9:30 3,800円
ランチ 11:30~14:30 5,500円
ディナー17:30~21:30 8,200円
この料金以外にサービス料(10%)が必要
会計:カウンター方式
公式サイトインターネット割引により
8,200円→7,300円+サービス料(10%)
カトラリーの取っ手の細工が細かく施されています。ナイフの形も特徴的
冷菜コーナー
左から「薩摩芋と小海老のヨーグルトソース和え」「鰆のエスカベッシュ 小松菜と茸を添えて」「シーフードマリネ」「ニシンのマリネとポテトのニース風サラダ 」「合鴨とオレンジのパテ」「蛸の燻製のカルパッチョ ラヴィゴットソース コリアンダー風味」「カプレーゼ」「スモークサーモン」「コールドミート盛り合わせ」
「スモークチキンと西洋牛蒡のピューレ アンチョビソース」「コンソメと林檎の冷製スープ」「野菜のテリーヌ」「ズワイガニサラダのテリーヌ」「テリーヌ2種類の盛り合わせ(えび)(ほたて)」「帝国ホテル伝統のポテトサラダ」
伝統のポテトサラダはイモの食感が楽しめるタイプ。確かに美味しい。
サラダは大きなパルメザンを使用したシーザーサラダもあります。
チーズはカマンベールとスライスチーズのみ。
ドライフルーツ系が充実しています
ゆずや抹茶塩など。お好みの塩を使う事が出来ます
パネットーネやプチバル・バターロールなどがあります。ここからはメインのご紹介を。
レンコンとチキンのグラタン
チーズがふんだんに使われていて、レンコンのシャキシャキ感チーズのムチムチ感が良く合います。
サーモンと白菜の西京味噌クリーム煮
石巻産 鱈のムニエル グルノーブル風
蝦夷鹿の赤ワイン煮 マッシュポテト添え
特に臭みもなく柔らかい!味はビーフシチューに似た煮込み料理。
左側がマッシュポテトです。とっても滑らか
シーフードと五穀米のピラフ
トマトと白身魚のパスタ
ちゃんと噛み応えのあるゆで加減。大皿に盛られていますがのびていないのは調理法に秘密があるのでしょうか。
エビフライ・フィレビーフのカツレツ
ごま風味カツレツソースやタルタルソースが揚げ物にぴったりです。大き目にカットされたレモンがうれしいですね。エビフライは全然脂っぽくなくタルタルソースをたっぷりつけても、あっさりサクッっといただけます。牛フィレ肉のカツレツもサクッとした衣の中から柔らかいフィレ肉のうまみが広がります。
温野菜
伝統のローストビーフ
ローストビーフはこの塊から1枚ずつカットされて提供しています。
最初に取りに行くと端の部分。
いい色!均一に火が通っていることが分かります。
時間がたつにつれて中心部分と肉の部位が変化します。どちらも程よい火の通り加減
西洋わさびとともに頂きます。程よい塩加減と肉のうまみが広がります。
それは端の部分でも変わらず。人気があるのはうなずけます。でもこれはブフェのローストビーフ。レストランでローストビーフを注文するとディナーブフェの半額くらいの金額ということは、さらに美味しいローストビーフが出てくるのか気になるところです。
ポテトニョッキと海老のポルチーニソース・エスカルゴの香草クリームソース
塊の肉がくるくる回っています
カットした状態がこちら。
このお肉がまたすごい
ものすごい柔らかい食感の豚肉とソースが良く合います。ローストビーフ・ローストポークと抜群の火の通し具合で肉だけで何皿もいけそうです。
野菜たっぷりの伝統のカレーとハヤシライス
カレーは昔ながらの色をしていて、今流行りの濃厚や辛いといったカレーではなく、野菜のうまみを引き出した程よい辛さのカレーと、硬めに炊かれたライスの組み合わせ。個人的にはJALサクララウンジのカレーの方が好みですね。ちょっとあっさりしている感じです。
ハヤシライスも牛肉ゴロゴロです。
コンソメを使ったスープですが、さすが帝国ホテル。市販のコンソメキューブでは出すことができない奥深い味のコンソメスープをベースにしていて、このスープだけで満足できてしまいます。ブフェにスープは大敵なのにどうしても飲みたくなってしまいます。
こちらはニンジンのクリームスープ。上のスープの出来が素晴らしくこちらの味が平凡すぎて・・・
デザートコーナー
右上から「イチゴのショートケーキ」「チーズケーキ」「ブルーベリーレアチーズ」「フルーツタルト」「チョコバナナタルト」「マロンロール」「シャルロットフレーズ」
チーズケーキはスフレタイプのように見えますが、ほろほろとしたくちどけが特徴のチーズケーキです。イチゴのショートケーキはスポンジがしっかりしたタイプでぎっしり詰まったイチゴとの相性がいいです。シャルロットフレーズのベリーの酸味が甘いクリームと調和しています。
チョコバナナタルトはスライスされたバナナの風味とチョコが良く合います。タルト生地の食感も残っていていいですね。
アップルパイ
こちらはアップルパイ。見た目からするとザクザク食感と思いきや、中心部分はしっとりしている昔懐かしいアップルパイです。
ワッフルとラムレーズン。ワッフルがカリッとしていてメープルシロップとの相性がとてもいいです。さらにアイスをつけて食べると絶品です。
クッキー3種
右側から「プリン」「キャラメルチョコムース」「リンゴのゼリー」「パンナコッタ」「モンブラン」
一見普通のプリンに見えますが、実は隠れた逸品だと思います。なめらかで濃厚なくちどけのプリンでカラメルソースをかけると、苦みが加わりより一層味に深みが出ます。
マロンロールは中心にマロンが入っています。
フルーツタルトはチョコバナナタルトと同じベースの上にフルーツをのせた感じになっています。乗っているフルーツはさすがに美味しいですが、ベースが同じでフルーツよりベースの方が多いと量を食べるのは難しいですね。
右上から「抹茶」「バニラ」「ピスタチオ」「マンゴー」「イチゴ」「ラムレーズン」「チョコレート」「キャラメル」「ブラッドオレンジ」「グレープフルーツ」
アイスやジェラートに盛り付けることができるトッピングもあります
ブラッドオレンジとピスタチオ。色は薄くてもピスタチオ感はしっかりあるバニラ系のアイス。ブラッドオレンジは酸味がありさっぱりするジェラートです。
グレープフルーツとブラッドオレンジ
グレープフルーツはほんのりとした苦みとさわやかな香りです。ブラッドオレンジと同様にサッパリします。甘さが程よいというのがとてもいいですね。
最後にフルーツコーナーから、パイナップル・柿・キウイです。柿があるのが珍しいと思いましたが特筆することは無し。
帝国ホテルのブフェ(ブッフェ)は全体的に肉料理に力が入っているように見えます。ローストビーフやローストポークはぜひ頂きたいところですね。逆にデザートはパークハイアット系のパリパリ・ザクザク系が好きな方と好みが分かれるところだと思います。1階のガルガンチュアでケーキなどを販売しているので、デザートが気になるようであれば事前に購入して食事の割合を決めておくのもいいかもしれません。
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