別墅然然(べっしょささ)宿泊記 イベント多すぎ!一日中ホテルを楽しめる ホテル鐘山苑内のホテル2019年7月 

どーもpunioです。

今回は、モチ子の希望により温泉旅館へ行ってきました。

モチ子「あ~あ。なんか温泉入りたいなー。」

punio「どこ行く?」

モチ子「なんか、お部屋に露天風呂があるところ。しかも、お風呂は温泉がイイ!!」

punio「なにっ!!それって高級旅館じゃん!!」

と、いう事で露天風呂付客室のある温泉旅館を検索すると・・・ありました!

別墅然然←←高級旅館です・・・。

ぱっと見全然読めないんですが、別墅然然(べっしょささ)と読みます。

山梨県の富士山のふもと、河口湖と山中湖の間にある温泉旅館ホテル鐘山苑の中に、特別なフロアで別扱いの「別墅然然(べっしょささ)」という高級温泉旅館に宿泊してきたので、その時の様子をご紹介したいと思います。

別墅然然(べっしょささ)へのアクセス

別墅然然へのアクセスは車はもちろん、ホテル鐘山苑の送迎バスを利用する事も出来ます。

富士山駅からなら無料バス。三島・御殿場駅からは有料のバスが出ているようです。私たちは今回、車で別墅然然まで向かいました。

東京から富士山のふもとにある別墅然然までは、中央道を利用して1時間30分。週末の旅行でも気軽に行ける距離です。

別墅然然の宿泊プラン

別墅然然Webより

別墅然然は3タイプのお部屋があります。瑞穂(みずほ)・福地(ふくち)・明見(あすみ)です。そして、それぞれ以下のプランが用意されています。(一休.comより)

  • SASA-QUALITYプラン(夕食:お部屋/朝食:お部屋)
  • SASA-COMFORTプラン(夕食:お部屋/朝食:燦々ダイニング咲くや)
  • SASA-STYLEプラン(夕食:お部屋/朝食:バイキング)

アニバーサリープランもありますが、朝食がお部屋で、SASA-QUALIYプランと同じなので割愛します。これらはどれを選んでも同じ料金でした。

お部屋の料金は以下のようになっています。

明見(5階)<瑞穂(4階・5階)<明見・テラス付き(4階)<福地(5階)<福地・テラス付き(4階)

露天風呂+テラスがつくのは4階のお部屋のみとなっています。開放感のある露天風呂に入れるので、テラス付きを選びたいところです。また、別墅然然には専用ラウンジがあり、それが4階に設置されているので4階の方がアクセスが良いという点もあります。

夕食はお部屋食ですが、朝食がお部屋食・燦々ダイニング咲くや(和定食・洋定食)・バイキングが選べます。燦々ダイニング咲くやとバイキングはホテル鐘山苑の方と同じ空間で過ごす事になります。

今回私たちは「SASA-COMFORTプラン」を選択しました。

別墅然然SASA-COMFORTプランを選んだ理由

別墅然然のプランは3種類ありますが、違いは朝食にあります。

QUARITY(お部屋食)・COMFORT(燦々ダイニング咲くや)・STYLE(バイキング)

お部屋食のメリットはなんといっても、朝どこにも行かないで食事をする事が出来るという事です。朝、ゆったりテラスで過ごしてお部屋で朝食を頂く。伝統的な温泉旅館の楽しみ方ですね。

ただ、お部屋食で困る事と言えば、お部屋の中をある程度綺麗にしないといけないという事。高級旅館に宿泊しているのに、お部屋がぐちゃぐちゃでは仲居さんになんて思われるか分かりません。お部屋を片付けるために、ちょっぴり早起きしないといけなさそうです。

次に検討したのはバイキング。メリットは、なんといっても好きな料理を好きなだけ食べられること。ただ、朝食バイキングはグレードが下のホテル鐘山苑ではスタンダードな朝食です。いつでもだれでも利用可能。つまり、せっかく高級旅館に宿泊したのにそのメリットを受けられないという事になります。

残った「燦々ダイニング咲くや」はというと、朝食会場へ出向かわなければなりませんが丁寧に調理された和食膳を頂けます。(洋食風もあり)そして、この空間を利用できるのは、「別墅然然の宿泊者」とホテル鐘山苑の新客室「燦里/さんりの宿泊者」のみが利用できる特別な空間です。

「特別な空間で頂ける朝食」という言葉に弱いpunioとモチ子は迷うことなくCOMFORTプランに決定です。

お部屋のタイプはテラス付きのお部屋でリーズナブルな「明見テラス付き」に決定!

予約は宿公式よりも一休.comがお得

プランが決まったので予約するわけですが、今回は宿公式より一休.comの方がお得だったのでこちらを利用しました。

宿公式 2名1室合計:94,600円(税込み・入湯税別)

一休.com2名1室合計:94,600円+ポイント4%(3784pt)(税込み・入湯税別)

普通に予約するよりも3784円分もお得になります。宿泊料金は日にちによって異なるので最新の価格を確認するには以下のリンクからぜひご確認を!

別墅然然の宿泊料金を一休.comで調べる

ホテル到着~チェックイン

車で向かう先は、ホテル鐘山苑のメインエントランスです。14時ピッタリにそこへ向かうと沢山のスタッフが待ち受けていて、名前を伝えるとバレーパーキングを利用できます。ちなみに、ホテル鐘山苑の利用者の方はバレーパーキングではありません。(別墅然然の差が出るポイント)鐘山苑のメインエントランスからは、仲居さん先導で別墅然然の客室まで流れるようにお部屋に到着。途中、別墅然然の宿泊者専用のラウンジが目に入り、ニヤつくモチ子。ラウンジも通りすぎ、気づけばお部屋に到着。流れるようにお部屋の奥にある椅子に着席です。チェックインの手続きが始まります。そして気がつけば、荷物までもが流れるように部屋に運び込まれていました。

実は、予約後に確認の連絡を頂いたのですが、なんと14時にチェックインして欲しいとの事。普通のホテルではこちらがチェックイン時間を指定するのに、旅館側からお願いされるなんて初めての経験。

この理由が明らかになりました。

この鐘山苑、滞在中のイベントが盛り沢山!早速仲居さんから数々のイベントについて説明を受けます。

  • 15時〜18時:茶室で抹茶サービス
  • 〜日没まで(18時くらい):富士山が見える屋上露天風呂
    ※男女交代制でお昼〜夕方:男風呂、朝〜お昼:女風呂
  • 18時:夕食
  • 20時半〜:太鼓ショー
  • 21時10分〜:ピアノライブ

しかも噂によると、別墅然然のラウンジでアルコールが飲めるのは夕食前までとのこと。つまり、夕食までに抹茶サービス、屋上露天風呂(男風呂のみ)、ラウンジ滞在のすべてをクリアしなければなりません。パッと見るとそこまでイベントが盛り沢山とは思えないですが、この時点で既に14時半。温泉へも入るのでなかなか時間がかかることが予想されるため、分刻みで行動が必要そうです・・・。チェックインの手続きが済むと、お茶とお茶菓子を出していただけました。

プニ男(あ〜これを部屋で食べてのんびりするのもいいな〜)

モチ子「ねぇプニ男、早く食べて!まず抹茶に行って、それからプニ男は屋上の温泉に入ってきて!で、夕食まではラウンジでのんびりするの!早く!!」急かされながら食べたお茶菓子は柚子味の羊羹。柚子の皮がゴロゴロ入っていて、苦味の効いた大人の味でした。

お部屋紹介 明見テラス付き

実際はこの後、抹茶サービスに行ったのですが、この記事ではその前に今回泊まったお部屋について紹介します。今回私たちが宿泊したお部屋は、4階の「明見」というお部屋です。
まずお部屋の入り口のドアを開けると、右手にトイレ。お部屋の全貌はこんな感じです。旅館なので、もちろん玄関で靴は脱ぎます。ホテルとはまた違ってリラックスできるのが良いですね。ベッドはセミダブルが二つです。ベッドの前にはドレッサー。アクセサリーケースがあるのがポイントが高いですね。次はクローゼット。クローゼットの中にある抽斗の一番上には金庫がありますが、この金庫何故かちゃんと閉まりません。おそらく絨毯の上に抽斗が設置されているから、ちゃんと閉まらない?のでしょうか。金庫自体は鍵がかかるので機能的には問題はないのですが、何か残念・・・。
抽斗の横にある茶色いボックスの中にはブランケット。
旅館に行けば必ずある温泉用のタオルセットにも、ちゃんと「別墅然然」の名前が!そして足袋型の靴下もアメニティとして準備されています。浴衣ももちろんありますが、これも別墅然然と鐘山苑のお客さんとでは柄が違います。浴衣以外に作務衣も準備されています。お蕎麦屋の店員さんみたいな見た目の作務衣ですが、これも別墅然然と他の宿泊施設のお客さんとではデザインが異なります。
寝る時用のパジャマです。浴衣で寝ると気がつくとはだけてしまっていたりするので、パジャマがあるのは嬉しいポイントですね。写真の注意書きにもある通り、パジャマはお部屋内のみ。館内では浴衣か作務衣で過ごします。
洗面台もかなり広いです!シャワールームもついています!
アメニティは一般的なもの。お部屋の外の温泉に行けば、もちろん化粧品やシャンプーなどは用意されていますが、お部屋にも用意されていました!ボトルにも別墅然然の文字が!バスローブもありました!お水の他に、ちょっとしたお菓子やネスプレッソもありました!お高いホテルや旅館の定番・ネスプレッソがここにも登場です!

気になる冷蔵庫の中ですが、コカコーラ・ポカリスエット・麦茶・ビール(エビス)は有料。マンん中のボトルに入っている緑茶は無料です。

滞在中に緑茶が空になったので、お代わりのボトルを頼もうとしたのですが・・・なぜか空のボトルは回収されました。これは予想でしかないですが、おそらく空のボトルにそのままお水が足されるみたいです(多分あまり緑茶のお代わりを頼む人っていないんでしょうね・・・)。お菓子が入っているボックスを開けると、キャンディとクッキー、そしてお茶が入っています。このお部屋の1番のハイライトといえば、部屋付きの露天風呂。

露天風呂からは富士山が見えるはずですが、この日はあいにくのお天気で見えませんでした。露天風呂の横には椅子もあります。ここで夜に涼むのもあり、朝風呂の後に富士山を眺めるのもありですね!お部屋の鍵はかなり大きめ。ちゃんと「ささ」って書かれています!

庭園散策と抹茶サービス

それでは滞在中のお話に戻りましょう。
抹茶サービスを提供している茶室は庭園の中にあります。客室からはロビーがある1階まで降りて向かいます。茶室での抹茶サービスは夕方までですが、朝には8時から煎茶もいただくことができます。
入り口から庭園に出てみます。
庭園に出ると鐘山苑の全貌が見えます。かなり客室数があるのがわかります。
庭園もかなり広々としていますが、散歩をするのは一旦置いておいて、まずは抹茶サービスへ。茶室はこの階段を下った所にあります。茶室の入り口にはお香や小物などのちょっとした雑貨が売られています。その奥にお座敷があり、店員さんに抹茶サービスのチケットを見せると、お座敷に通されます。お座敷には椅子がズラーっと並べられています。
お茶菓子とお抹茶です。実は以前、食事で来た時にもこの抹茶サービスを受けたことがあるのですが、その時は目の前でお抹茶を立ててくれたはず。それが今回は既に出来上がったものが運ばれてきました・・・。なんか残念・・・。お茶菓子もなんか乾燥しててイマイチかな・・・。とはいえ、この日本庭園を横目にお抹茶とお茶菓子をいただくなんて、普段の生活ではなかなか出来ることではありません。風情ですな〜・・・のんびりしていると、隣で何故かガサゴソしているモチ子。

モチ子「ほら、プニ男!もう時間!庭園もまだ全然見れてないし!早く回って屋上のお風呂入れない!早く食べて!!日が沈んじゃう〜!!」

モチ子はお腹が減っていないようで、お茶菓子を包みで持って帰るようです。もう少しゆっくりしたかった気もしますが、ささっとお茶菓子を食べ終え、次の目的地に向かいます。

ちなみに15時〜18時までは抹茶サービスですが、朝になると先述の通り煎茶のサービスがありました。煎茶のお供はカリカリ梅です。
庭園はかなり広く、各所に立ち寄れるようなスポットが用意されています。さすが大型の温泉宿。一日中宿にいても楽しめますね。写真の「令和」と書いている建物には、書道家の方がいらっしゃいました。書道家の方が書いた作品も販売されているので、興味のある方は是非お立ち寄りください!さらに奥に向かうと、また別の建物が。甘酒をもらうことができました。こちらはチケットは特にいらず、もちろん無料です。庭園には様々な草木があるので、季節ごとの移り変わりを見るのも良さそうですね。また少し歩くと、「ご自由におくつろぎください」との看板が。次のイベントに向けて分刻みのスケジュールをこなしている私たちにはくつろぐ時間などないのですが、とりあえず中に入ってみます。中に入ると畳のいい香りがします。旅の記録のようなものでしょうか。ノートが用意されていて、自由にコメントを残すことができます。ノートの表紙には年月が書かれているので、また鐘山苑を訪れた時に過去の自分が書いた記録を探すのも楽しそうです!早速私たちも記録を残してみました。足湯もあります!(今回は入りませんでした)これで散歩は終了。この時点で15時半。なんて忙しいんだ・・・。さて、屋上のお風呂に入りますか・・・。今回はシーズンではなかったのでオープンしてませんでしたが、庭園の横にはガーデンプールもあります。お子様づれでも一日中楽しめる設備ですね。夏休み期間は混雑しそうです。

別墅然然 宿泊客専用ラウンジ

残念ながら屋上の露天風呂の写真は撮影禁止と書かれていたので撮影できなかったのですが、深めの湯舟が階段状に3段あって、どこにいても富士山が眺められるような造りになっていました。水深が深いので、小さなお子様連れの方は溺れてしまうかもしれないので、入る時に気をつけないといけません。

いいお湯に浸かった後はお待ちかねのラウンジです。(ちなみに屋上の露天風呂からは富士山が見えるのが売りのようですが、相変わらず雲がかかっていて富士山は見えませんでした・・・)都内のホテルのラウンジと比べると、ラウンジ自体はこじんまりとした印象。別墅然然の宿泊客自体が少ないからか、椅子やテーブルの数もそこまで多くはないです。

ドリンクはアルコール類が白ワインとスパークリング。お菓子にはメープルラスクとクッキーが用意されています。ノンアルコールは右からグレープフルーツジュース、りんごジュース、白ブドウジュース。そして水。冷蔵庫にはアメリカンチェリーも置いてありました。

モチ子「・・・え?これだけ??チーズは?」

お酒を飲む場所ではないのでしょうか。甘いお菓子はあっても、おつまみ系は一切用意されていません。思っているラウンジと違ったようで、ちょっとがっかりしているモチ子を横目にワインとお菓子を楽しみます。モチ子はというとまだお腹が減っていないようで、雑誌を読みながらブラックコーヒーをすすっています(チーズあっても食べれないじゃん!)。
今回はスパークリングワインをいただきます。辛口のワインで甘いお菓子との相性もなかなかです。そこまで品数もなく、あまり飲んだり食べたりしても夕食に影響が出る気がしたので、少しのんびりしてお部屋に戻ります。

・・・あれ?夕食までまだ1時間近く時間があるんだけれど。

あんなに急いでスケジュールをこなした意味ナシ!!!

余談ですが、噂通り夕食後にまたラウンジに行くと、アルコールはもちろん、お菓子類も全て撤去されていました。チェックアウト(午前11時)の時にも撤去されたままだったので、翌日のチェックイン後までアルコールもお菓子も出てこないようです。宿泊費から考えると、そこはちょっと考え直して欲しいポイントかなという感じです。

夕食

夕食はお部屋でいただきます。

夕食の約束時間の15分くらい前に電話が。電話は配膳係からで、もう食事を用意していいかという内容でした。少し早いけれど、夕食前に必要なスケジュールは全てこなしていたので、夕食をいただきましょう!

トゥルルルルル〜ン トゥルルルル〜

♪♪♪ファミマの入店音♪♪♪

プニ男・モチ子(・・・え??ファミマ??

配膳係「失礼いたしますー!お食事をお持ちしました!」ファミマの入店音と一緒に運ばれてきたのは、お品書き。きっと幻聴か何かの間違いであろうファミマの入店音は忘れて、お品書きに目を走らせます。旅館のお品書きってワクワクしますね!!お箸の巻き紙、下に敷いている紙にまで「別墅然然」の文字。何かとアピールしますねー!


左上からピース豆富、蒸し鶏胡麻和え、つぶ貝旨煮、右下にいってサーモンチーズ茶巾、笹巻麩饅頭、南京カステラ。そして右下にあるのが夏はぜの食前酒です。食事のお供はぶどうジュースです。期待して飲んだのですが、味はウェルチですw
ピース豆富はその名の通りグリーンピースを使った豆富。なめらかな食感で、出汁とよく合います。蒸し鶏胡麻和え。蒸し鶏はしっとり柔らかく、ゴマの風味とマッチしています。どこか家庭的な味で、今度家でも真似してみようかなと思える感じ。つぶ貝の旨煮。つぶ貝の食感とコクのあるだし汁がマッチ。こちらもとても美味しいです。

笹巻麩饅頭は、笹の香りがほんのりします。皮はしっとり。中のこし餡はとてもなめらかです。
南京カステラ。こちらはほんのり甘く、ほっとする味です。

♪♪♪ファミマの入店音♪♪♪

プニ男・モチ子「!?!?」

「失礼いたしますっ!!」

前菜を食べていると突然、また客室内にファミマの入店音が鳴り響きます。どうやらあの音は幻聴ではなかったようです。そしてスーツ姿の男性が緊張した面持ちで私たちの目の前に現れました。

謎の男性「私、別墅然然の営業課のものです。本日は別墅然然をお選びいただき、誠にありがとうございます。(キョロキョロ)」

体育会系なのでしょうか(偏見)、声だけはかなり大きく部屋中に挨拶が反響していますが、目線が全く定まりません。プニ男の方を見ているわけでも、モチ子の方を見ているわけでもなく、緊張からか挙動不審・・・。

営業「何かお困りのことはございませんでしょうか(キョロキョロ)。」

お困りの事・・・というか、インターフォンの音がファミマの入店音っておかしいよって言いたい!!!でもこれって指摘しちゃっていいのだろうか・・・いや、こんなに挙動不審な人にそんな事言っちゃダメだろ・・・。

プニ男「・・・あ、大丈夫です。」

営業「ありがとうございますっ(キョロキョロ)。今後とも別墅然然をご贔屓賜りますよう、よろしくお願い申し上げます(キョロキョロ)。ごゆっくりおくつろぎくださいっ(キョロキョロ)。」

特に会話らしい会話をする事もなく、私たちの元を去った挙動不審な営業課。ファミマの入店音といい、あの挙動不審な営業課といい、一体・・・?ここは本当に高級旅館なのかと思ってしまう突っ込みどころが続きます。

モチ子「・・・この辺ってファミマないのかなぁ。あの音、ファミマと同じですよって言ってあげたほうがよかったのかな・・・」

調べてみるとファミマは鐘山苑の裏にもありましたwwなぜあのインターフォンの音にした?ww

気を取り直して食事の再開です。続いてはお碗です。海老新丈、椎茸、竹の子が入っています。すっきりとした風味のお出汁がほっとする味。海老新丈もふっくらとしていて美味しいです。

続いてはお造り。海には一切囲まれていない山梨県ですが、どのネタも新鮮で美味しい。海老もプリプリ、甘みたっぷり。ワサビもちゃんと擦り下ろしたワサビなのでしょう、ピリッとした風味がたまりません。続いては焼物。真鯛の木の芽焼きです。木の芽とは山椒の若葉の事で、照り焼きの真鯛に山椒の風味が効いています。

ん??よく見たら笹に穴が空いてる??

・・・と思ってお魚を少しずらしてみたら・・・えっ?笹に「別墅然然」って書いてる!!!笹だけに「ささ」??

・・・え、ダジャレ?・・・ていうかファミマも狙ってる?まさかのウケ狙い??(ファミマの件はやっぱり営業課に伝えて、話を盛り上げるべきだった?w)
続いては煮物。鰻と丸大根の鼈甲餡掛けです(写真だと丸大根が見えませんが、鰻の下に隠れています)。鰻はかなりふっくら。臭みも一切ありません。餡の程よい甘辛さと鰻・大根がとてもよく合います。メインディッシュは国産の牛フィレステーキ。付け合わせのサラダ、山梨県産のコシヒカリ、赤だし、香の物と一緒にいただきます。
さすが牛フィレ肉。柔らかくてジューシー。そういえば焼き加減は一切確認されていないですが、焼き加減はミディアムレアくらいで程よい感じで、少し酸味のあるソースともよく合います。これはご飯が進みます!
付け合わせのサラダも新鮮で、フルーツトマトが甘い!アイスプラントもプチプチとした食感と塩気が良いアクセントになります。ご飯にはお好みでふりかけを。コシヒカリのご飯はやはりみずみずしく、ふりかけはもちろんですが濃いめの味のステーキにもお漬物にもよく合います。
お漬物の塩気もバッチリ。

ここでデザートタイムです。まだモチ子のステーキが少し残っていましたが、配膳係の人が急いでいるのでしょうか。残っているステーキを気にすることもなく、デザートが置かれます・・・。VIP待遇にはあるまじき対応に若干納得のいかなさそうなモチ子。
抹茶のムースとフルーツ(いちご・メロン)です。
フルーツのいちごは全然味がしません・・・!メロンは普通。抹茶ムースはなめらかな食感でなかなか美味しい。一番下に粒あんが入っていますが、抹茶ムースの程よいほろ苦さとその甘みがマッチしています。

抹茶ムースも食べ終えたところでお食事は終了。あんなに急いで抹茶ムースを持ってきた配膳係は全然現れません(おそらく次のお客さんの対応が入っていて、早くデザートを出したかったんでしょうね・・・。)

お茶を飲みながら少し待っていると、またファミマ入店音が鳴り響きます。
料理長からの一品で「桃のゼリー」とのこと。お品書きにはなかったのですが、最後にこちらもいただきました!

ゼリーはかなりプルプルで、桃の味もしっかり!しっかり食べた後でもスルッと食べることができました!

太鼓ショー

鐘山苑の名物と言っても過言ではない、太鼓ショー。毎晩20時半からロビーで行われるもので、鐘山苑の従業員のかたが演奏しているものです。食後、ショーまでは少し時間があったので、温泉に行ってそのまま太鼓ショーに向かうことにしました。

20時半になるとロビー内にもたくさんの人が集まります。ステージの前に椅子も設置されていますが、そこももちろん満席です。


太鼓のパフォーマンスは圧巻!迫力も満点です!演奏時間は30分程度あるので、何曲か演奏してくれるのですが、最後の方は太鼓を手に持った演者の方が客席まで来てくれ、お客さんにも太鼓を叩かせてくれていました!

太鼓のパフォーマンスが終わったあとは、そのままビンゴ大会です。一位の景品は枕、その他にぶどうジュースやキャラメルの景品がありました。プニ男とモチ子はそれぞれぶどうジュースとキャラメルをゲットしました!(ラッキー!)

ピアノライブ

太鼓ショーの後は、多くのお客さんが温泉に向かったり、お部屋に帰ったりしますが、ライブが行われるナイトバーラウンジのドリンク1杯無料券ももらったので、私たちはそのままナイトバーラウンジへ向かいます。

太鼓ショーとは打って変わって、ナイトバーラウンジはかなり落ち着いた雰囲気。ピアノライブが開始される前に、ドリンクを注文します。ドリンクチケットでいただけるものは限られていますが、今回はオリジナルカクテルと桃ジュースを注文。この日のオリジナルカクテルは巨峰のカクテル!味は甘めで、アルコールも弱めなのでとても飲みやすいカクテルでした!

ライブ中は動画等の撮影はできなかったのですが、ポップスからロック、クラシックまで聞き馴染みのある曲を楽しむことができました!

部屋付きの露天風呂

宿泊1日目はピアノライブに行った後、また温泉に入ってぐっすりと眠りにつきました。翌朝起きてみると隣にいるはずのモチ子がすでに抜け殻。スマホを見ると、LINEが入っています。

モチ子(LINE)「富士山を見に屋上のお風呂に行ってきます〜〜」

え?富士山??と思ってみると、なんとお部屋から富士山が見えました!

お部屋についている露天風呂からももちろん富士山がしっかり見えます!屋上の露天風呂から富士山を眺めるのも良いですが、部屋付きの露天風呂であれば、起きがけに入浴することもでき、これは最高です!!富士山を独り占め気分でした!

ちなみに富士山は一瞬見えただけで、この後また雲に隠れてしまいました。

朝ごはん 燦々ダイニング咲くや

朝食は部屋食も選べましたが、私たちは朝食会場でいただくことにしました。
会場は1階にある「燦々ダイニング咲くや」です。他にもいくつか朝食会場があるようですが、
会場に入るとすぐに係りの方が案内してくれます。
コーヒー、お茶などのドリンクはドリンクコーナーから自由に持ってくることができるようです。
お茶の種類も豊富です。
朝ごはんに欠かせないお茶も種類豊富。左から野菜ジュース、クランベリージュース、オレンジジュース、牛乳です。朝ごはんでは、焼物(鮭のムニエルか河豚の一夜干し)と卵料理(オムレツかだし巻き卵)を選ぶことができますが、その希望はチェックイン時に聞かれます。今回はそれぞれ一つずつ頼むことにしました。ジュースやお茶を飲みながら席で待っていると、朝食が運ばれてきました。こちらは下の段ですが、左手前から時計回りに、ローストビーフサラダ、お漬物、フルーツ、お刺身(アオリイカ、ヤリイカ、マグロ、オクラ、モロヘイヤ、とろろ)。ローストビーフサラダには生姜ドレッシングをかけていただきます。こちらは鮭のムニエル。鮭にはしっかりと脂が乗っていて、ジューシー!口の中でとろけます。バターの風味がふわっとするオムレツは、中もトロトロ。こちらは河豚の一夜干しです。鮭のムニエルほどの感動はないですが、こちらも身もふっくらとして、程よい塩気で美味しいです。だし巻き卵はふわふわ。とても優しい味で朝ごはんにぴったり!しかもだし巻き卵の形が富士山の形になっています!!煮物もお出汁の味が効いていて、とても美味しかったです!こちらは湯豆腐。自家製のポン酢と一緒にいただきます。とてもさっぱりしていて朝ごはんにぴったりな一品でした!ちなみに、写真だとよくわからないですが、湯豆腐の豆腐にも富士山がかたどられています。

別墅然然(べっしょささ)まとめ

さすが高級な温泉旅館だけあって料理は美味しい!どれもこだわりが感じられました。

ただ宿泊の値段としては、リッツ・カールトン東京と同程度なことを考えると、サービスには首を傾げたくなるような点もちらほら・・・。

営業課には「ぜひご贔屓を!」と言われた私たちではありますが、料理が美味しい旅館も日本中探せばたくさんあるはずなので、高級旅館に泊まりたいのであれば、また別のところに行くかな〜という感じです。

温泉は中々気に入ったので、次回行くのであれば比較的お手頃な鐘山苑の方にするかもしれないです。次回予約する際もポイントが貯まってお得な一休.comを利用する予定です。

宿泊料金はこちらからチェック↓

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