どーもpunioです
皆さんは海外旅行に行くときは「JTB」とか「近畿日本ツーリスト」等の旅行代理店を通して飛行機のチケットと宿泊先のホテルを予約されると思います。パッケージツアーであればすべて旅行代理店の方が手配してくれるのでとっても楽ですよね。そんな旅行ですが、当日空港へ行くと添乗員さんから搭乗券(Boarding Pass)を受け取ってくるように言われると思います。実際私たちもアイスランド旅行へ行ったときは成田空港のスカンジナビア航空のカウンターへ行って受け取ってきました。
実際の搭乗券(Boarding Pass)を見てみましょう。
この搭乗券は、飛行機に乗るのに必要なのでなくさないように大事に持っていましたが、飛行機を降りるときには不要となります。ただの紙になってしまうので捨ててしまう方も多いと思いますが、このパッケージツアーで利用した搭乗券を有効活用してお得に旅行に行く方法を紹介します。結構長い内容ですがとても重要な内容となっているので最後までお付き合いください。
使用済みの搭乗券(Boarding Pass)の有効活用大公開!
この使用済みの搭乗券をまずはじっくり見てみましょう。右側にはバーコード、丸いスタンプはUNITED航空ラウンジに行ったときに押されたものです。あと、なんだかアルファベットでいろいろと書かれています。この搭乗券を有効活用するには実は、旅行に行く前にある準備をしておく必要があるのです。
ツアーで搭乗する飛行機がどこの航空会社なのかを調べる
世界三大アライアンスというものが存在した
航空会社は大きく分けて4つのグループに分けることができます。
- スカイチーム
- スターアライアンス
- ワンワールド
- その他
皆さんもスターアライアンスやワンワールドは聞いたことがあるのではないでしょうか?なぜなら、スターアライアンスはANA(全日本空輸)、ワンワールドはJAL(日本航空)が所属しているんです。そして、飛行機のアナウンス時に次のような放送が流れるので耳にしたことがある方も多いと思います。「本日もワンワールドアライアンスメンバー 日本航空をご利用いただきましてありがとうございます」
このワンワールドと日本航空、スターアライアンスとANAの組み合わせというのはとても重要な内容なのでぜひ覚えておきましょう。そして、スカイチームは現時点で日本の航空会社は所属していません。その他は、世界三大アライアンスメンバーに加入していない航空会社です。先日アイスランドに行ったときに「アイスランド航空」に乗ったのですが、こちらの航空会社はその他に該当します。
その他の航空会社は個別に他の航空会社と連携している場合があるので個別に調べる必要があります。
スターアライアンス加盟航空会社
スターアライアンスに加盟しているANAと連携している航空会社を見てみましょう。ちなみに、このロゴの5つのマークですが地球の5大陸を表しているようです。
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最初に載せた画像の搭乗券はスカンジナビア航空のものです。ANAと同じスターアライアンスメンバーということが分かりました。
下の航空会社はANAと連携している航空会社です。こちらも重要ですが覚えるのは大変なのでその都度確認してください。
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ワンワールドアライアンス加盟航空会社
ワンワールドアライアンスに加盟しているJALと連携している航空会社を見てみましょう。
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JALにも個別に連携している航空会社があるのでこれらも確認しましょう。
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ジェットスターはLCC(格安航空会社)で有名ですね。こうやって確認するとスターアライアンスに加盟している航空会社のほうが多いみたいです。つまり、海外旅行ツアーで乗る機会が多いかもしれませんね。
ツアーパンフレット・旅行代理店に確認する
世界の航空会社事情を把握したところで、実際に自分が乗ることになる航空会社を把握しましょう。ツアーパンフレットには使用する航空会社が記載されていることが多いです。アイスランドへ行ったときには、JALもしくはスカンジナビア航空と書かれていることが多かったです。最終的に決定するのは旅行へ行く1週間前くらいになると思いますが、旅行代理店へ問い合わせておくのがおすすめです。
航空会社のマイレージ会員になる
日本には世界三大アライアンスメンバーに加盟しているANAとJALがあることが分かりました。これらの航空会社のマイレージ会員にあらかじめなっておく必要があるのです。これが海外旅行ツアー搭乗券でお得に旅行する方法の最重要ポイントです。あらかじめ会員になっておくというところです。
マイレージ会員は無料でなれるものと、クレジットカード付きの会員がありますが、クレジットカード付き会員のほうがかなりお得になります。ここの仕組みを詳しく知るためには「マイル」とは何かということを理解する必要が出てきます。
マイルとは一体なに?
マイルを簡単に説明すると、飛行機に乗ったときにもらえるポイントのことです。このマイルって一体何なんでしょうか?JALを例に挙げながら確認していきましょう。
空中(飛行機)で用いられる距離 (distance) の単位として、 海里 (nautical mile) 1 海里 = 正確に 1852 メートルがある
(Wikipediaより)
JALホームページを見てみると
区間マイルは、IATA(国際航空運送協会)のTPM(運賃計算に使用する区間距離)を基準としています。毎年春と秋に発行されるIATA TPMに基づき、7月と翌年1月に区間マイルを改訂いたします。
ということで、IATAのTPMを探してみます。
ありました。3千ドル・・・。約30万円します・・・。
こんなものを買わなくてもJALやANAのホームページを見ればマイル数を確認することができます。
JALマイレージバンク – フライトでためる
このマイルというものは出発した空港から到着した空港までの距離をKmではなくてマイル換算した時の距離のことです。なので、遠くへ行けば行くほどJALのポイントであるマイルが貯まるんです。ここで、日本の代表的な都市のマイル数を見てみます。
羽田⇔大阪:280マイル
羽田⇔福岡:567マイル
羽田⇔札幌:510マイル
羽田⇔沖縄:984マイル
沖縄は遠いだけあってたくさんのマイルをもらえますね。海外旅行ではもっと距離があるのでマイルはもっと貯まります。ここで、こんな声が聞こえきそうです。1マイルって1円と同じなんでしょ?チケット買うときに割引してくれるんでしょ?
果たして1マイル1円の価値なのか見てみましょう。
1マイルの価値とは
JALのマイルを使う方法は次の2つがあります。
- e-JALポイント
- 特典航空券
まず、JAL-eポイントについてみてみましょう。
1.e-JALポイント
このe-JALポイントはとってもわかりやすいです。1e-JALポイントは1円と交換できます。つまり航空券を購入するときのチケット代に充てることができるということです。しかし、10000e JALポイント単位でないと交換できません。詳しく見てみると、
マイレージ会員:10000マイル単位
JALカード会員:3000マイル単位
JAL CLUB EST会員:100マイル単位
JAL CLUB EST会員が一番e-JALポイントに交換しやすくなっています。
2.特典航空券
特典航空券とはマイルと航空券を交換して入手できる航空券のことです。みなさん一度は聞いたことがある「ビジネスクラス」こちらの航空券に交換することもできるんです。
ちなみに、一番人気があると思われる「東京⇔ホノルル(ハワイ)」の運賃を見てみましょう。
なんと75万円もするんです。一方で、マイルでビジネスクラスの特典航空券を入手するにはどのくらいのマイルが必要になるのでしょうか。特典航空券一覧表を見てみましょう。
ビジネスクラスで8万マイルで往復できます。ということは・・・
8万マイルで、75万円のビジネスクラスに乗ることができる。ということになりますね。つまり、1マイル9.375円の価値まで高めることができました。これはスーパーのポイントと違ってかなりお得です。ちょっとビジネスクラスの様子を覗いてみましょう。
完全に横になった状態で移動できます。ハワイに到着しても疲れ知らずですね。
飛行機の上でもフルコースです
それに比べてエコノミーだと・・・
狭いシート
お食事は写真すら出てきません・・・。
私も実際ビジネスクラスを体験しているので気になる方はこちらの記事をどうぞ。
JAL
下の画像は2016年10月。6万マイル貯まっていました。
最新のマイル数(2017年1月)
17万マイル貯まっています。
ハワイにファーストクラスで行くことは全然余裕です。これは様々なポイント・マイルを貯める方法を駆使してここまで貯めることに成功しています。
実際、貯めたマイルを活用してヨーロッパ(パリ)までのJALファーストクラスのチケットと交換しました。
パリ行きのファーストクラスに乗る為にはJALマイルが16万マイル必要になります。つまり、16万マイルで3,512,000円の航空券と交換することに成功したのです。これを160,000マイルで割ると21.95円/マイルという驚愕のお得度に変わってしまったのです。JALマイルをPontaポイントに交換してローソンで使用するよりはるかにお得ですよね。
以上より、1マイルの価値は様々ですが最大21.95円/マイルまで1マイルの価値を高めることが出来るという事はご理解いただけたと思います。
このマイルを貯めるには先ほど少し触れましたが、無料のマイレージ会員もしくはクレジット機能付きの会員になる必要があります。こちらのカード、実は何種類も存在しているんですがマイルがより多く貯めることが出来るものが存在するんです。
JAL・ANAカードに入会する
先ほど紹介したJALファーストクラスはJALマイルを貯めて国際線ファーストクラスチケットと交換しました。このマイルは飛行機に乗ると貯まるという事はご理解頂けていると思いますが、なんとJALカード会員(クレジットカード機能付き)に入会するとボーナスマイルが貰えるんです。無料の会員でもマイルを貯めることは出来ます。しかしボーナスマイルというのはとても貴重な存在です。何といっても1マイル21.95円の価値があるのでボーナスマイルをもらわないというのはもったいないです。
ボーナスマイルはクレジットカード年会費に連動している
クレジットカードは年会費無料のものがたくさん出回っていますが、航空会社のクレジットカードは年会費がかかります。その年会費に比例してボーナスマイルが増えていくのです。まずはJALカードを確認してみます
普通カード | CLUB-Aカード | CLUB-Aゴールドカード | プラチナ | ||
年会費(税込) | 本会員 | 入会後1年間無料、2年目以降2,160円 (JAL AMEX:6,480円) | 10,800円 | 17,280円 (JAL AMEX:20,520円 (JALダイナースカード:30,240円) | 33,480円 |
家族会員 | 入会後1年間無料、2年目以降1,080円 (JAL AMEX:2,700円) | 3,780円 | 8,640円 (JAL AMEX:8,640円 (JALダイナースカード:9,720円) | 16,740円 | |
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル | 5,000マイル | |||
毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | |||
ご搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの10%プラス | フライトマイルの25%プラス |
大きく分けると4種類ありますがこの中でもJAL CLUB-AカードVISAがおすすめです。なぜならボーナスマイルは25%も貯まるからです。その下のJALカードは10%ですね。例えば羽田-那覇(沖縄)のボーナスマイルを確認してみます。
- JALカード:73マイル
- JAL CLUB-Aカード:184マイル
その差111マイルです。先ほどマイルの価値は最高で21.95円/マイルまで高めることができます。つまり、21.95×111=2436円の差がJALカードとJAL CLUB-Aカードで生まれてくるということです。通常、往復で航空券を購入するのでボーナスマイルも2倍貯まります。つまり4872円がカードの種類を変更することで追加で獲得することができてしまうんです。実際のボーナスマイルの価値は21.95×184×2=8077円分となります。なぜCLUB-Aカードを勧めるのかというとボーナスマイルが25%貯まるカードの中で最も年会費が安いためです。ゴールドカード・プラチナカードを選択されても問題ありません。ボーナスマイルの観点でいえばJALCLUB-Aカードを選択すれば間違いありません。お得な入会方法があるので後程紹介させていただきます。なお、ボーナスマイルはJAL便のみ適用されます。
続いてANAカードも見てみましょう。
ります。その年会費に比例してボーナスマイルが増えていくのです。まずはJALカードを確認してみます
ANAカード(ソラチカ) | ANAワイドカード | ANAワイドゴールドカード | ANAプラチナカード | ||
年会費(税込) | 本会員 | 入会後1年間無料 2年目以降2,160円 | 7,830円 | 15,120円 | 86,400円 |
家族会員 | 入会後1年間無料 2年目以降1,080円 | 1,620円 | 4,320円 | 4,320円 | |
入会ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル | ||
継続ボーナス (毎年) | 1,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル | ||
ご搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの10%プラス | フライトマイルの25%プラス | フライトマイルの50%プラス |
大きく分けると4種類あります。この中でもプラチナカードはフライトマイルの50%をボーナスとしてもらえるのでとてもお得ですが年会費がかなり高いです。それに比べてANAワイドカード、ANAワイドゴールドカードはフライトマイルが25%もらえて年会費もそこそこのお値段です。私が知る限りではANAワイドゴールドカードを所有している方が多いようです。ここでのおすすめはANAワイドカード、ANAワイドゴールドカードです。
クレジットカードにはお得な入会方法があった
クレジットカードに入会する方法として有名なのはやはり公式サイトからの申し込みです。しかしながらそれよりもお得な入会方法を発見したので皆さんにもお伝えしたいと思います。方法は2つ。
- ポイントサイト経由で申し込む
- 友人紹介で申し込む
この2つの方法があります。それぞれの申し込み方法を見てみましょう。
1.ポイントサイト経由で申し込む
ポイントサイトに登録して、そこのサイト経由でクレジットカードを申し込むとポイントがもらえます。大体2500円分のポイントがもらえます。
ポイントサイトによって1ポイントの価値が異なるので注意が必要です。検索するときに「JALカード」「ANAカード」と入力すればOKです。
2.友人紹介で申し込む
JALカード、ANAカードは友人紹介という方法で申し込むとなんとマイルがもらえるんです。その内容を見てみましょう。
入会ボーナス | JALカード ショッピングマイルプレミアム 入会 | |
普通カード | 500マイル | 500マイル |
CLUB-Aカード | 2000マイル | 500マイル |
CLUB-A ゴールドカード | 3000マイル | 500マイル |
プラチナカード | 5000マイル | 500マイル |
JALカードは申し込むと最大5000マイル。上でお勧めしたCLUB-Aカードでも2000マイルもらうことができるんです。1マイルの価値は最大21.95円まで高める事ができるのでこのマイルはとても貴重ですね。なので、まだJALカードをお持ちでない場合は、入会するのがおすすめです。
もし身近に紹介してくれる方がいないようでしたら、私と友達になって紹介することも可能です。お友達といっても、紹介のメールを送付させていただくだけです。こちらからそれ以上の連絡は致しません。紹介という仕組みが気になる方はポイントサイト経由で。マイル重視の方は私と友人になって紹介させていただきます。
こちらのフォームから連絡いただければご紹介させていただきます。
ANAカードも友人紹介プログラムを行っています。
ANAカード | 一般、ワイド | 500マイル | 500マイル |
ゴールド | 2,000マイル | 2,000マイル | |
プレミアム | 5,500マイル | 5,500マイル |
やはりANAプラチナカードだと紹介時に獲得できるマイルが多く5,500マイルとなっていますが、年会費を考えるとゴールドがお手頃なところだと思います。一部の方に大人気のソラチカカードも紹介可能です。こちらのフォームから連絡いただければ紹介させていただきますのでぜひ検討してください。
以上で搭乗券でお得に旅行する方法の準備完了です。
ツアー旅行の搭乗券は後からでもマイルの登録が可能!
ここまでで、皆さんは
- マイルの価値は1マイル最大21.95円まで高めることができる。
- マイルを貯めるときにはJALカード、ANAカードを持っていたほうがお得
これらについてご理解いただいたところだと思います。
そして、捨てないでとっておいた搭乗券。これは後からでもマイルの登録が可能なんです。今回は一番最初に出てきたスカンジナビア航空(SAS)の搭乗券からマイルを事後登録するところを紹介させていただきます。
※ハワイアン航空とヴァージンアトランティック航空は郵送での受付のみとのことなので以下の方法ではマイルの登録ができません。
まずはANAホームページへログインします。ANAカードを作成するとお客様番号をが発行されるのでその番号を利用してログインします。ログインすると黄色い「マイメニュー」というところがあるのでそこをクリックします。
マイレージ事後登録をクリックして国際線事後登録を選択します。国内線のツアーの場合は国内線のほうを選択してください。
内容を確認したらメールアドレスの登録へ進みます。
メールアドレス入力後「ご搭乗便の入力へ」をクリックします。
搭乗の内容を入力します。これだけではわかりずらいので搭乗券と見比べてみましょう。
搭乗券の対応している部分と入力欄を同じ記号で紐づけたので間違うことなく入力できますね。
チケット番号にはハイフンなどが入っている場合がありますが、数字だけを入力してください。確認画面へをクリックすると入力した内容が正しいか確認の画面が出てきます。登録するをクリックすると完了です。
以上で完了です。搭乗後数週間たっていれば即座に反映されます。搭乗してすぐだと確認中として3日程度時間がかかりました。
無事マイルが加算されました。ちなみに、今回はスカンジナビア航空(SAS)だったのでボーナスマイルは加算されていません。ちなみに、プレミアムポイントはビジネスクラスを利用したので加算マイル+400となっています。
往復で約14000マイル貯まりました。このマイルを利用して国内旅行に行く場合、下の表のシーズンだと「羽田⇔那覇(沖縄)」の往復チケットを無料で手に入れることができます。
2017年 | 1/5~2/28、4/1~4/28、12/1~12/22 |
2018年 | 1/8~2/28 |
このようにツアー旅行の搭乗券でも後からマイルを貯めることは可能です。皆さんもマイルを貯めてお得に旅行に出かけてみてはいかがでしょうか?
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